2019/03/21 14:54
モロッコで買い付けたベニワレン
モロッコのベニワレン（ベニオワレン）は、マラケシュで買付しています。何千枚と積み上げられたラグを1枚1枚広げて柄や毛足の長さ、サイズやコンディションを全てチェックして気に入ったものだけをオーダーしています。1枚1枚手仕事なので表情が違うので、探す楽しみとバイヤーとしての腕の見せ所感満載の買付現場です。
【Beni Ouarain〈 ベニオワレン 〉とは？】
中アトラス北東部にある、ベニオワレンという村で織られるラグです。染めなどを一切行わず、ウール本来のベージュやブラウンを生かしたナチュラルな色使いと、ふかふかとリッチな毛足の長さが特徴。モダンで魅力的なラグです。1960年代〜1970年代にかけて作られたものが多く、歴史のあるものについては、今では状態の良いものは希少となってしまいました。新しく作られているものには、美しい色に染めたスタイルも見られます。
倉庫のような場所はクーラーもなく埃と蒸し暑さの中、汗をかきながら何時間もラグをめくっては確認していきます。日本だとなかなかお目に掛かれない、細かい模様のものやカラー配色のものもあり、そんなのも買うのも楽しいかな~と思いながらも日本の住宅、インテリアに馴染むものを選ぶのです。
日本の暮らしに寄り添うモノ選び
日本で使うラグやカーペットはとにかくサイズが重要かなと思っています。日本の暮らしが欧米化してきたとは言え、ヨーロッパや現地モロッコの住環境と日本の住環境、気候が異なるので、インテリアの買付の時は特にそのことを頭に入れて考えています。
海外には可愛いもの、素敵なものは山のようにありますが、日本の暮らしに合わないものは仕入れてもやはり難しい。。。。こんな経験はバイヤーとして駆け出しの20代30代前半で沢山経験してきました。特に日本の住環境はスペースが限られていて、更に天井が低い、建材の色や素材も限られたものを使うので、ヨーロッパで見つけた素敵なものが合わないことが多いのです。
扱いやすいサイズ選び
ということで気にするのはサイズ感。特にラグやカーペットはサイズ感が重要です。ウールのラグは日本だと暑すぎる夏場には薄手のものに敷き替えることを考えると扱い易い小ぶりサイズが良いのではないかと思ってます。あとは、小ぶりのものの方が汎用性が高いので、リビング、キッチン、ベッドルーム、玄関などなどお部屋の模様替えのタイミングで色々な場所で使える点が良いのです。
【モロッコラグ】ベニワレン88cm×125cm￥58,000-※送料無料
ふかふかの肌触りが気持ち良いベニワレンです。毛足が長いのでこの酷暑の東京で心配しましたが、我が家の玄関のベニワレンクーラーの部屋ではこのふかふかがとっても気持ち良かったのです。秋からはますます活躍の予感。サイズ的にはベッドルームや玄関ラグ、リビングのアクセントラグなどに良さそうです。我が家はこのサイズ感は玄関で縦にして使っています。
【モロッコラグ】ベニワレン61cm×112cm￥38,000-※送料無料
こちらのベニワレンは上のものよりもサイズは小さめ。ベッドサイドのアクセントラグ、または玄関に良さそうです。個人的には小ぶりのサイズは何枚か並べてリビングで使うのがおすすめです。
愛犬＆愛猫用にも
暑い東京の酷暑の中でもなぜか我が家の愛猫はべニワレンの上がお気に入り。冷房の部屋だとふかふかして気持ちが良いみたいですね。我が家はリビングのネコのお昼寝場所に小ぶりのベニワレンを敷いていて、そこが彼女のお気入り。猫ベッドよりもベニワレンの上で寛いだり、お昼寝したりする時間が長いのです。
私の友人にもベニワレンを引っ越し祝いでプレゼントしたのですが、やはり愛犬に取られてしまったのだとか。少し高級なペットアイテムになってしまいますが、ベニワレンの素敵な佇まいに愛犬、愛猫が寝そべっている姿もまた可愛いのです。
