2020/03/10 18:32
週前半の寒さから一転今週後半は随分あたたかくなり、春を感じて気分があがる今日この頃です。春になるとなんだか新しい空気というか雰囲気が欲しくなり、春用インテリアのレイアウト替えの構想を練ったりするのが楽しいのです。
ベニワレンがちょうどいい
ホワホワの毛足が長いベニワレン。素足を乗せて無駄にフミフミしたりして感触を楽しめるアイテム。床に座って手をワっと広げてふわふわを感じた時の幸せ感は格別です。全体が白くて毛足に少し艶があるので重い冬のインテリアから春仕様に衣変えするのにぴったり。小ぶりのサイズをソファ前に置くだけでぐっと春らしい新鮮なインテリアにアップデートされます。
シンプルだけど趣を感じる
北欧ヴィンテージと相性抜群
インテリア好きの方ならお馴染みのデンマーク、フィンランドで1950年代~60年代にかけて作られた家具、メディアでは北欧家具と括ることが多いですが、60年、70年の年月をかけて美しい飴色になったチークやオークといった木材の色味と艶のあるベニワレンの相性は抜群!私が個人的に好きなフランスやイギリスの5、60年代のヴィンテージの家具と合わせても素敵です。
シンプルなデザインの白いベニワレンが、飴色のヴィンテージ家具をより美しく引き立ててくれるコーディネート。シンプルながらモダンな雰囲気です。柄の織のラグと合わせると色や柄を上手に選ばないとスタイリングが難しいですが、その点ベニワレンは本当に優秀~木のヴィンテージ家具をお持ちの方におすすめです。
長く長く大切に、共に歳を紡ぐ暮らしの道具
こちらは私が最近見た中で一番かっこよくなったヴィンテージのベニワレンです。元々は白だったのですが玄関で使うことで土足で踏まれ色が着いていきました。あとは日焼けなどでも色が入っていきます。ベニワレンは大切に手入れして長く使えば本当に一生モノの1枚です。こんな風に白い部分はベージュに。黒の部分は色褪せていくと本当にかっこいい!こんな風になるまで使いたい!!!!
あとはベニワレンも最近は粗悪なものや中国でベニワレン風の柄で作っているものがあるので、織り子さんの織の技術や、元々のウールの素材が良くないと10年、20年使っても残念ながら上のような色や艶感は出てきません。ヴィンテージの家具と一緒で元々の素材がよくないと長く使えないですし、50年経ってかっこいい風格が出て楽しめるのは、やはり質が良いものだけなんです。
ラグってお値段が高いんですが、なんと言っても手で織っているのでやはりそれなりにしてしまいます。そして上で書いたように質が良いものを選ぼうとするとお値段もそれに比例します。ただベニワレンを一生の暮らしの道具と考えると、ベニワレンを20年使うとすると10万円のラグも5000円/年。なんて思うとテレビが今10年寿命だとすると絶対テレビよりも長く使うんですよね。家具と同じで10万円、20万円も納得の価格ということでしょうか。